テスト焙煎って何してるの?

 

ちょっと寒さはあるけれど、

いいお天気になりましたね


さて今日は、

 

ときどき聞かれる「焙煎

テストって何してるの?」

という質問に、

 

テスト中のエルサルバドルの

コーヒー豆を例にあげて、

 

何を求めてやっているのか、

お答えしたいと思います。

 

僕の場合は、

 

まず「昨シーズンと同じ」では

おいしさの向上がないので、

 

それを超える納得感が出るまで

諦めずがんばると決めています。

 

その上で、エルサルバドルの豆の

風味特性を生かして、

 

「パンに合うコーヒー」って

こんな感じじゃないですか⁉

 

というのを表現しようという

テーマを自分に課しています。

 

コーヒーってどれでもパンに

合うでしょと言われれば

元も子もないのですが(笑)、

 

そこにこだわるからこそ

”COFFEE plus+らしさ”が

出てくるんだと思っています。

 

僕は「パンと合う」という

イメージの中には、

 

コーヒーが前に出過ぎず、

パンのおいしさを引き立てること、

 

そして、パンの食感と

コーヒーの風味のバランスが

絶妙にマッチしていること、

 

という感覚を持っています。

 

もちろん、

 

コーヒーだけで飲む方もいるので

コーヒーがおいしいのは大前提。

 

その上で、

 

パンの”引き立て役”になるような

風味のバランスがちょうどいい。

 

たとえば、

 

パンは唾をとられやすい

食べ物だと思うので、

 

コーヒーの質感が重たすぎると

食後感覚がちょっとクドくなり、

 

 

パンの心地よい余韻まで

覆い隠してしまいがち。

 

じゃあ、パンもコーヒーも

余韻までおいしさが口の中に

バランスよく残るには、

 

たぶん、口に含んだ瞬間に

味わいがフワっと広がるような

感覚があるといいかも⁉

 

他にも、

 

バターとなじみがよくて

飲んだ後にほのかに甘みの余韻が

残るぐらいの方が良さそう⁉

 

そんなことをいろいろ考えながら

イメージと現実が近づくように

調整していく作業。

 

それが僕の「テスト焙煎」です。

 

コーヒーは、

単体だと主役かもしれないけど、

 

何かを一緒に食べる時には

引き立て役の方がバランスがいいと

僕は考えています。

 

少し理屈っぽい話になりましたが、

こんな感じでやっております。

 

新しい「エルサルバドル」が

できあがるのをお楽しみに〜(#^.^#)