おばちゃんの快走

 

先日、高知県立美術館に

行った時、ある写真作品に

ふと目が留まりました。

 

それは、雲を撮影した一枚。

 

ジ~っと観ながら「そういえば

雲を見るってほとんどないなぁ」

と、ふと思いました。

 

小さい頃は、いろんなモノに見える

雲のカタチが面白かったり、

雲の流れが速いとか遅いとか、

好奇心を持って見ていたはずです。

 

いまでは僕も、

目には入っていても

意識してないことがほとんど。

 

好奇心なのか、

心のゆとりなのか、

大人になると見えにくくなるものも

他にもあるように思います。

 

”見えているのに観てないよ”

 

その一枚の写真は

そう教えてくれている感じがしました。

 

目に映るモノの中から

自分が”面白いコト”を探してみよう。

 

そう思いながら歩いていたら、

目の前をおばちゃんが自転車で

ビュ~っと横を走り抜けました。

 

その後「ガタン!!」と音がしたから

転んだかと心配して振り返ると

道路の段差も何のその、ガンガン漕いで

おばちゃんは走っていきました。

 

「早っ!!Σ(´∀`;)」

 

ちょっと意識して見ると、

そんな光景だけでも

意外とちょっと面白かった(^^)